ときをためて、ゆっくりと。

1/9(水)に今年初めの介護予防があった。2019年の初回は新町文化センター。
府中市の地域リハビリテーション活動支援事業として関わらせて頂き3年目になる。

今回は骨折に関してのお話をという依頼だったので、栄養と絡めた話をした後に簡単な運動の紹介。
この事業が本当に府中市の介護予防に繋がるのだろうか、という疑問を持ちながら毎回行ってきたが、3年目を迎えて少し変化が見えてきたように思える。

どんな変化があったかというと、『顔見知りが増えた』という変化だ。
「で?」と思う方が沢山いると思うが、これがすごく大切。

3年近く各地でやらせて頂いていると、顔と名前を覚えてもらえるようになる。
さらに、最近だと「あの時に話が面白かったから、チラシの名前見てまた来たわ。」なんてめちゃくちゃ嬉しい事を言って頂けるようになって、毎回調子に乗ってしまう。笑いつも、うちのスタッフには「キミがいると気温が下がる」と言われてる。笑。そのくらい僕の話は面白くない(らしい笑)。

話を戻すと、こうやってコツコツと時間を掛けてお互い知っていくことが、介護予防には必要と感じている。

市の政策として、社会保障費の削減など直面している課題がある事は理解している。
ただ、無理矢理に場所を作って「病気になる前に予防しましょう」「この運動をしないと健康寿命が縮む」みたいな言葉を掲げて、その場限りで行うのは違和感がある。実際にそんな風に動いている所が殆どじゃないのかな。

もちろん府中は定期的に会議を重ねながら、対話を重ねながら進めている。

街の人たちがどんな事を思って暮らしているのか、こうやってコツコツと時間を掛けて知っていって、お互い顔見知りになりながら進めていく事で、地域の課題が明確になると思っている。

いつも良い機会を与えて頂き、感謝です。
次回は2月。今度は浅間山の裏の新しい場所にお邪魔致します^^