出雲からの来客
3/2(土)に中山さんと竹内さんが府中に遊びに来てくれましたー!!
東京に用があったとは言え、わざわざ府中まで来てくださるなんで嬉しい限りです!
いつもの如く、うちの会社だけ案内しても面白くないので、プラッツにお邪魔して、春山くんや学生の村本くんにも府中の話をしてもらいました!
さて、
在宅医療拡大の壁として24時間対応と他医療機関での診療状況や処方薬などの把握が難しいと言われています。島根県ではこの問題を解決するため、在宅医6医で医療ICTを使って診療を行っていて、このICTシステムは県が主導で導入を進め、医療・介護だけでなく行政との連携も行なっているんですよ。
それをつくってきたのが中山さん。
島根県の医療ICTの活用はかなり進んでいるんですよね。
そんな話を1年半前に講演で聴いて、一気に惹かれました。その時に中山さんが仰っていた言葉が今でも印象に残っています。
”とことん寄り添う”
医療保険サービスを使っている神経難病やがん末期などの利用者は、定期的な担当者間での会議が開催されにくく、今後の経過や予後などを家族や本人が知らないまま医療を受けているケースが沢山あります。島根県では在宅医が中心となり本人や家族を含めた担当者間での会議を行っていて、コミュニケーション機器の導入や環境調整の指示も医師が中心となって行なっているとお聴きし、これには驚きでした。さらに、介護施設への受け入れを直接医師から依頼したり、市民教育活動も積極的に行なっているという事で、本当に素晴らしい取り組みです。府中市では在宅医がここまで介入するケースは少ないです。
自分の住んでいる近くにがんの方がいると、近所の人は近づけなくなる。今まではご近所付き合いを密にしていたが、病気の事が分かるとどうして良いか分からなくなって距離を取ってしまう。その方が亡くなった後に、何か私に出来る事はないか?と関係が再開する。この助け合いを療養中からやっていくんだと強く言っていたのを覚えます。
関係する全ての人の所へ足を運び、医師として、人として話をされています。
AIにより人間の仕事の半分がなくなる時代が来ると言われていて、医療介護分野も例外ではありません。
いくらICTがあったとしても、顔の見える関係を作っても、AIが発展しても、人間にしか出来ない事って沢山あると思います。中山先生のように自ら会いに言って、医師として、人として、心の繋がりを作るような会話は人だから出来る事だと思います。
島根県はICTを中心に連携を作っていますが、これに加えて”人としての繋がり”が連携が上手くいっている大きな要素になっていると感じました。
土曜日も色んな話が出来て楽しかったなぁ。在宅リハのカタチを違う角度から見る機会を作ってくれました。いつも気付きを有難うございます!!
次は出雲行くぞー。