境界線を曖昧にしたい
毎週のように「今週はバッタバッタとしております」と言っているかすやです。
今週乗り切れたら自分を褒めてあげようかと思っています。
さて、今日は月1の管理者MTGでした。
最近では、MTG中に雑談、対話、議論って形でコミュニケーションが出来るようになり、MTGの場がとっても楽しくなってきました。それぞれが批判的思考で意見を言えていて、且つ提案も出来るという雰囲気になっています。
月末に僕らの存在目的を見直すためのMTGを予定しているので、今日はそこに向けてのイントロ的なプレゼン中心に行いました。2年かけて準備してきた中期経営計画が一旦完成し、今は来年の4月に向けて人事制度の改訂も行っています。さらに、労務規定の見直しや電子カルテシステムの変更など、Syncに足りなかった、戦略やストラクチャーを置く作業を行っています。
トップを中心に組織や社会に対して意思表示をし続けることで、”きっと”社会の空気は変わるという、所謂”想い先行型”でやってきましたが、2年前くらいに限界を感じました。個性ある人がたくさん入ってきて、”らしく”なってきたなって思っていましたが、迷った時の指針が見えなくなり、それぞれが迷子になっているのに気づきました。
”語る”ことや”この先にどんな未来があるか”を見せ続けることはとても大事なことなんですが、それだけでは足りないってことに何となく気づき始めたんです。そこで、規程類の見直しや中期経営計画を決め、今に至ります。
ここでのポイントは計画や規律に任せたオートメーション化をしないことです。最近すごく意識しているところなんですが、効率化や合理化を進めることで人は考えなくなり、思考停止に陥ると思うんです。そうなると、チームや組織も止まってしまい、衰退の一途を辿ってしまいます。
じゃあ何をすれば良いの?って話になりますよね。ここに陥らないために意識してやっていることがあるんです。それは”語る”こと、つまり僕が意思表示をすることです。
話が元に戻りましたね。最近は、チームや組織をつくる上で”意思表示”はとっても大事なことだと実感するようになりました。
さらに言うと、意思表示に対して、提案という形で返せる環境をつくることがもっと大事だと思っています。ここで対話が生まれて、お互いの価値の摺り合わせが始まり、合意形成につながり、行動を起こす。さらっと言っちゃいましたが、そんな簡単に出来ることでは無いですよね。日々、試行錯誤しながらチャレンジしています。
合理的なところを担保しつつも、理想の未来を語れるかってところですね。
今回作った中期経営計画は2024までのものになっています。
Sync Happinessが10年目を迎える年です。
創業時に掲げた未来は達成できているかと言われると、NOです。周りを見渡すと、あの頃と比べものにならない程の、一緒に動いて下さるたくさんの方がいますし、場の力もついてきました。少しずつですが、地域の空気は変わってきていると思います。それでも、僕らが理想とする社会にはまだまだ遠いです。
10年間理想を語り続けて、「何も変わらなかった」では終わりたくはないんで、10年目に向けて”覚悟”を持ってやっていきます。
今日のMTGはそんな話を中心にしていました。
今までの枠を越えた新しい医療福祉のかたちを目指し、まちとそこで暮らす人たちと医療福祉の境界線が曖昧になっているような、そんな社会をつくっていきます。結果として、まちにある医療福祉の課題の最小化につながると信じています。
年末にはもう少し深く言語化出来ていると思うので、お楽しみに。
では、またねー。