とことん自分と向き合った4ヶ月

どーも、かすやです。

なぜか毎年10月と3月に熱を出して体調を崩すのですが、今年は何もなく11月を迎えることができました。3月も何もありませんように。

 

さて、今日は株式会社Ridiloverさんと一緒に行っていた越境型人材育成フィールドアカデミーが無事に終了したというお話をします。

約4ヶ月にわたり、大企業6社からの選抜された14名が『医療と地域社会の断絶を超えて、都市型の「村づくり」に挑むトップランナーとともに、共助2.0を構想せよ。』というプロジェクトテーマと対峙し続けて下さいました。

 

フィールドアカデミーの目的は、当事者意識/合意形成力/ヴィジョンメイキング/課題設定力/社会的ミッションの再定義という5つがあって、コアミッションに「組織に”熱狂を生む1人”をつくる」を掲げています。

 

まずは簡単に振り返りをしてみます。

▼こんなスケジュールで約4ヶ月やってやってきました。

7月:キックオフ

8月:1stセッション(感じる)

・タマレに関わる8人の方達と参加者との対話セッションを2日間にわたり実施。タマレってどんな所で、どんな人がいるんだろうという全体像を掴んでいただくための2日間。

・かすやへのヒアリングセッション。

9月:2ndセッション(深める)

・1日目。株式会社SPEAC(東京R不動産) 代表の林厚見さんと、株式会社エンパブリック代表の広石拓司さんにゲストとして来ていただき、アーキテクチャやコミュニティなどの視点からゲストとの対話を実施。

・2日目。かすやへのヒアリングセッション×4チーム。

10月:中間発表

・4チームからの事業提案の中間発表。

・講評者は1人目は株式会社ミナケア代表の山本雄士さん。2人目は今回の主催者である株式会社Ridilover代表の安部敏樹さん。3人目はわたくし、かすや。

11月:最終発表

・4チームから最終の事業提案。講評者はかすやと弊社役員でFLAT STAND管理人のわだしげを。

 

各チームとも普段の仕事をしながらの参加で、オフィシャルのセッション以外でも集まって時間をかけて検討を重ねてきたと聞いています。3ヶ月寝ていないって声も参加者からありましたねw

Ridiloverの清水さんと夏目さんからは、「参加者に対して感謝とかそういう気持ちは一切不要なので、ホストとしてドンと構えていて下さいね」と事あるごとに言われていたんです。これがキツかったw

回を重ねるごとに、会話の端々や表情にみなさんの苦労が滲み出てくるんですね。発表後にキツイこと言われて(僕も言っているんですが)、下を向いている顔を見ると何とも言えない気持ちになります。何度も「僕らなんかに時間を使ってもらって…」という思いが出てしまいそうになりましたが、そこはグッと堪えました。

時間を見つけて、タマレに遊びに来て下さったり、睡眠時間を削ってMTGや資料づくりをして下さったりと、真剣に僕らのことを考えて下さったことが本当に本当に嬉しかったです。

最終発表では、「みんなで自分たちのしあわせって何だろうって向き合いました」、「今考えられる全てを出しました」、「心の底からやりたいことです」、「会社を辞めてまでも取り組みたい事業です」、「何かあったら僕が責任を取ります」、そんな言葉をぶつけて下さり、もう感無量でしたね。

事業提案の内容はここでは伏せておきますね。

 

この4ヶ月で僕にもたくさんの気づきがありました。

振り返ったら4つあったので、それぞれ感じたことを書きたいと思います。長いけど、読んでねw

 

◎自分のWHY

「他人の問いは解くことが出来ないと思っています。自分が何をしたいのかという考えを止めないで、自分の答えを解こうとする行為が、結果として誰かの問いを解く鍵になると思います、今回の研修では誰かではなく、自分を主語にして臨んで欲しいです。」

今考えるとゾッとしますが、こんな偉そうな話をさせていただき、僕のフィールドアカデミーは始まりました。

参加した企業の皆さんもかなり苦労していましたね。中間発表まで、「かすやがやりたいことは○○だと理解したから、○○を提案します。」、「シンクハピネスがやりたいことは○○だと理解したから、○○を提案します。」、「タマレがやりたいことは○○だと理解したから、○○を提案します。」というような発表ばかりでした。最終発表の1ヶ月前でしたが、心を鬼にして、「全然心に入ってこない」と言う話をしました。

最終発表では、どのチームもそれぞれの課題に対して、自分を主語にして語って下さったんです。さらに想いをプラスしてくれました。内容云々よりも、こういうプレゼンをして下さったことが本当に嬉しかったです。

 

◎事業性(経済性)と社会性

自分たちの取り組みの最大と言っても良いテーマですね。この二律背反とも言える2つをどのように解釈して自分たちの価値を社会に出していくか、ここ半年は社会デザインを学んでいるということもあって、こんなことを日々考えています。

そしてこのフィールドアカデミーでも、ここは大きなテーマになったんじゃないかなと思います。中間発表では、4チーム全てがゲストの山本さんと安部さんに事業性のことを激しく突っ込まれていました。

社会性を出すには事業性がないと続かない。事業性を出したら社会性は出せない。

当たり前の事なのかもしれないけど、これはよーーく考えて欲しいポイントです。正解はないんだと思うけど、自分たちは何のために事業をやっているんだろうって、やはりそこに立ち返ることが大事ですよね。お金を儲けたいのか、社会を変えたいのか、その両方なのか。

ちょっと極端な言い方をしてしまったけど、改めて社会性と事業性について考えさせられました。

 

◎全く関わりのなかった方達に医療という課題を軸にタマレを見てもらったこと

今回参加して下さった14名はシンクハピネスという名前も知らなければ、もちろんタマレの存在もかすやの存在も全く知らなかった方達です。さらに言うと、仕事内での医療や地域との関わりも殆どなかった方達でした。そんな方達が、僕らがやっているような取り組みをどのように見るのか、とても興味がありましたが、この期間で伝わるのかという不安な気持ちもありました。

セッション中に投げかけられる問いに対しては、最後までそれぞれが期待するような答えを返すことは出来なかったのではないかと思っています。というのは、僕自身がタマレのゴールをはっきりと想い描けていない、もっというとタマレに関しても全容を掴めていないという状況なので、みなさんを混乱させてしまったのは当然と言えば当然のことだったよな…という反省はあります。

一方で、社会課題ってそういうものなんだよということも、それぞれの考え方の一部になって欲しいという想いがありました。タマレの10年後はこんな風になっていたら良いなという考えもありますし、みんなで議論しながらつくった絵もあります。

ただ、これはあくまでも3年前の考えであって、日々少しずつ変わっていっている地域社会や僕らの暮らしを考えると、10年後の答えはこれですとは出せないんですよね。

対象となるヒトコトモノの外部環境があるから、何かしらの課題が生まれる。自分と誰か、自分と自然、自分と物の内と外の境界がない世界があったら、社会課題は生まれないかもしれませんが、今のところそんな世界は考えられないですよね。

じゃあ社会包摂って何なの?って話になり、哲学対話になってしまいそうなのでこの辺で止めておきますw

悪い癖で、話がズレてしまいましたね。

何が言いたかったかと言うと、僕らがやっている取り組みをもっと分かりやすく伝えることも必要なのではないか、という気づきがありました。外でお話をさせてもらう時は、テーマの設定によって、タマレのことをシンプルに話す時もあれば、考えて欲しいのでちょっと捻った伝え方をする時もあります。今回のフィールドアカデミーは事業提案という最終的なアウトプットがあったので、シンプルに伝えるとことがあっても良かったんじゃないかなと、終わってからしげをと話をしていました。

そんな状況でも、最終的にはタマレのことを自分なりに咀嚼してカタチにして下さったと思います。

 

◎シンクハピネスとタマレの内での合意形成

合意形成ってワードは日々色んなところで耳にするようになりましたが、実際に出来ているかと問うてみると、2021年11月8日時点での答えは否です。この期間で、今まで出来ていたと思い込んでいたと気づかせてくれました。

会社の代表としても、タマレを運営している人としても、まだまだ合意形成出来ているとは言えないですね。改めて思うと、合意形成を本気でやるには覚悟がいるって思うようになりました。手間や時間がかかるし、批判される勇気と、受け入れられる喜びと、何も起こらない不安と、みんなで先に進めるワクワクと、色んな感情になる準備をしてやることだなって思っています。

毎回こんな感情になっていたら疲れちゃうし、嫌な思いするくらいだったらやりたくないって思うかもしれないけど、それくらいやらないと合意形成とは言えないんじゃないかって思うんです。面倒だけど、僕らが目指している社会に近づくにはこの作業を日々やっていくことが大事ということを、この研修で学びました。

▼8月25日の記事にも書いているので良かったら読んでみて下さい!

熱狂を生む1人をつくる

 

 

珍しく長く書きましたw

今アウトプットを意識的にやっているんですが、途中で飽きずにちゃんと書けた自分を褒めますw

 

最後に。

Ridiloverの皆さん、4ヶ月間、本当にお世話になりました。僕らが先に進むために必要だった”様々な機会”をつくって下さり感謝の気持ちでいっぱいです。本当に有難うございました!!

そして、6社14名の参加者の皆さんと人事の皆さん。時間をかけて丁寧に検討し、最後には熱い想いと一緒に素敵な提案をくださり、本当に有難うございました!! 殆どオンラインでしたが、皆さん一人一人との対話のシーンが今でも思い浮かびます。それくらい、僕にとって大切な時間でした。今後とも宜しくお願い致します!!

さらに、シンクハピネスとタマレのみんな。たくさんの協力を有難うございました!! 皆さんに大切なものをいっぱいいただいたので、これを使って僕らが目指す社会をつくっていきましょ。これからもどうぞよろしくです!!

では、また!