価値の上書き

どーも、毎日酷く暑くてアイスが手放せないかすやです。

さて、今日はLIC訪問看護リハビリステーション管理者の黒沢がSNSで発信していた内容をここでシェアしちゃいます。

 

ご家族様に言われた何気ない一言が、黒沢自身もそうだけど、LICやSync Happinessの価値の上書きになって、その履歴を遡りながら、関係性をつくっていくことが大事なんだろうなって学びになりました。

自分が上書きされる心地悪さを大切にしていこ。

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【あの先生は医療が好きなのね】

最近導入となった訪問診療医の対応を見て、ご家族様がおっしゃられた言葉です。

ご本人とは2人暮らし。

肺炎を契機に敗血症となり、重篤な状態でも家でできることをしながら過ごすことを、家族の方と選択されました。

この状態で入院したら面会できない、コロナだからと。

「今までいろいろな医師にかかり命を救っていただいた。可能な治療は行っていきたい」と望まれていました。

昨日は夜中にせん妄状態となり、ご家族様は訪問看護に連絡しようとして間違えて訪問診療医に電話してしまいました。しかしその医師は電話口で、いいですよ私がお伺いしますよと言ったそうです。

本人に氷を口に含ませたり、今の状態を平易な言葉で家族に説明したり、カテーテルが誤って抜けないようにパジャマの中を通してセットしたり。

昨晩のその様子を振り返って、本日訪問した私たちに

「あの先生は医療が好きなのね」

と笑顔でおっしゃられました。

分かりやすく本人家族に説明し、検査や点滴などの治療行為だけではなく、コミュニケーションしながらこれから先の過ごし方を共に決めていく。そのご家族さまは、それが「医療」だと表現されたのだと思いました。

医療とは、

地域の医療専門職としてこの問いに対して、私たちとしての最適解を出し続けていけるよう、これからも向き合っていこうと思います。