【法人研修受け入れ】医療生協さいたま生活協同組合さん
「たまれ」での法人研修受け入れ
2022年10月19日(木)に医療生協さいたま生活協同組合さん管理者研修をお受けしたので、今日はその報告をします。
▼医療生協さいたま生活協同組合さんのHP https://www.mcp-saitama.or.jp/
これまで「たまれ」での研修受け入れは何回かしていましたが、保健医療福祉領域の法人の研修は今回が初めてでした。
医療生協さいたま生活協同組合さんは1992年に6つの医療生協が合併し、現在、埼玉県内で病院、診療所、歯科診療所、介護老人保健施設、介護付有料老人ホーム、介護事業所(ケアセンターなど)を運営している法人です。
今回は、法人内の管理者29名の方が「たまれ」にいらして下さいました。
研修の目的は医療や福祉がどのようにまちづくりに関われるのか
研修の目的は、保健医療福祉領域を専門とする事業所が、それぞれの地域でどのように住民と一緒に活動できるのかを「たまれ」の事例を参考に検討すること。
大規模な法人さんが「たまれ」に興味を持ってくださったことは素直に嬉しいです。
内容を公開しちゃいます
まずは、府中市民活動センタープラッツの会議室からスタート。
かすやから、「たまれ」の概要と、今まで行ってきた医療や福祉と人とまちの関係づくりに関しての話をした後に、訪問看護の利用者家族の立場として、小林広和さんと高沼ひとみさんに登場していただき、トークセッションを実施。
午後は「たまれ」に移動して、2つのチームに分けてフィールドワーク。
1つのチームは、社会メディア学部の学生が「たまれ」をテーマに制作した映像作品を観ながらのフラスタランチ。(「“地域社会のゆるやかなつながり”を考える―life design village FLATの取り組みから」)
もう1つのチームは、「たまれ」散策。LIC訪問看護リハビリステーション、life design village FLAT(居宅介護支援)、FLAT STAND、ズッコロッカ、co-study space Posse、Lanternを廻り、各場所でインタビューを行いました。
フィールドワーク後は、再び、府中市民活動センタープラッツに移動して、グループワークを実施。ワーク前の問題提起として動画を観てもらい、その後、「たまれ」散策の振り返りを行いました。
「たまれ」はノイズを入れ続ける場
「「たまれ」は未完成の村である」という表現をすることがあります。
人の暮らしは日々変わっていくものであるからこそ、まちや建物、そこで起こるコトも変化させていきたい。まちや建物に人の暮らしを合わせるのではなく、人の暮らしにまちや建物を合わせていきたいという話から、いつまでの未完成の村というワードが生まれました。
「たまれ」の構想は2014年からはじまり、今日に至るまで、モノやコトをつくったり、壊したりを続けながら変化を続けています(もちろん、変わらないものも大切にしながら)。
そのために大事にしていることの1つが、「たまれ」にノイズを入れること。ノイズを入れると聞くとネガティブな印象がありますが、僕にとっては、自分たちにとって心地よくないことを入れることで、新しい気づきを得られるという考えて、ポジティブな意味で使っています。
普段、自分にとっての心地よく無いことを避けながら暮らしている人が多いと感じます。これは、当たり前のことで、人が生きていくためには必要なことです。でも、これをコミュニティの場で続けていくと、中のつながりや関係が強くなり、徐々に排外的に場がつくられていくと考えています。
僕らにとって、今回のような場で意見をもらうことは、たくさんの得るものがあるんです。
特に、ポジティブな意見よりは、「よく分からなかった」や「もっとこうした方が良いのでは」というような違和感をもらえると、より嬉しいです。
見学や研修などを希望の方は連絡ください
今後も、このような形での法人研修や見学などは続けていきますので、興味のある方はHPの問い合わせからご連絡ください!