府中市の介護予防

どーも、かすやです。
またまたご無沙汰しております。
今日は府中市の介護予防の話。
LIC訪問看護リハビリステーションを開設した2015年から府中市の介護予防事業に関わらせていただき、今年で7年目になりました。
2015年の開設直後、地域包括支援センター安立園さんに「こんなことを地域でやりたい!!」と押しかけたことがきっかけかどうかは分かりませんが、その1年後くらいに府中市では地域リハビリテーション活動支援事業がスタートしました。
初年度は地域リハは2名体制で動いていましたが、今では市内の病院や施設の療法士10名ほどで動いています。
実際にどんな枠組みでやっているのかというと、下記に府中市のホームページからの抜粋した内容を書きますね。
府中市では「住み慣れた地域で安心していきいきと暮らしていけるまちづくり」を実現するため、市内にお住いの65歳以上の方を対象に下記の介護予防事業を実施しています。感染症防止に配慮して実施しておりますので、安心してご参加ください。

(1)地域交流ひろば「運動習慣の継続の場」として、また、「お仲間同士で好きな活動をするきっかけの場」として、「元気アップ体操」や「元気一番!ふちゅう体操」を音源に合わせて集まった皆様で気軽に行います。

(2)ほっとサロン
外出が少なくなっている方等を対象に、皆様で楽しめる活動を行うサロンです。

(3)フレイル予防講習会
フレイルとは、加齢に伴い心身の活力が低下した状態を言います。フレイルを予防するために必要な運動と社会参加の方法、栄養・口腔機能について学ぶことができる講習会です。

(4)介護予防講座
介護予防に関する様々な知識を学びたい方のための講座を開催しております。

(5)体力測定会
市内各地で筋力・柔軟性・バランス力等の体力測定を実施しております。

(6)講師派遣
地域で活動するグループに講師を派遣し、転倒予防、認知症予防、栄養・口腔ケア、リズム体操等の介護予防に関する情報を提供します。

府中市,「介護予防事業(包括支援センター)」,https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kenko/korenokata/kaigoyobo/kaigoyoboujigyou.html(2022年6月14日アクセス)

市内の11の地域包括支援センターのうち3つの包括支援センターから、上記の中で主に(2)、(4)、(5)、(6)の依頼をいただき担当しています。地区で言うと、清水が丘、是政、府中町、幸町、寿町、天神町、晴見町、白糸台、押立、八幡町、小柳町になります。
と、概要はこんな感じです。
今年度は包括支援センターから色んなオーダーが飛んでくるようになりました(無茶振り大歓迎ですw)。オーダーの内容も深くなってきているので、準備は時間がかかりますが、自分自身の学びにもなるので楽しくやらせてもらっています。
理学療法士が行くからには、ありきたりな内容にはしたくないですもんね。
文献を色々漁って、最新の学術的な知見やメディアで取り上げられているような話題も入れながら、毎回少しずつ内容を変えるようにしています。
科学的に正しいと言われていることも大事ですが、それを全面に出すような内容にはしたくないので、人の暮らしの不確実さも大事にしながら内容を組み立てます。
ラーメン食べたい、お菓子食べたい、ビール飲みたい、運動は得意じゃない、人と会うのも億劫…
こういう思いに対して、「そんなことしていたら病気になってしまうよ」と、正しさだけを伝える講座だったら、わざわざ理学療法士が行って話をすることではないので、バランスを取りながらやらせてもらっています。
今日は午前と午後のダブルヘッダーで熱中症とオーラルフレイルの話でした。
今週、来週と続くので、しっかり準備します!!
では、またね〜〜。