訪問看護における移動支援のこと①
皆さん、こんにちは。またまた登場のLIC訪問看護の黒沢です。
今回は私たちが行っている移動支援について、あれやこれや感じたこと、考えたことを書いてみようと思います。
私のまだまだ短い在宅看護経験の中でも、家で使うリフトは結構衝撃的でした。奥深いんですよ、リフトって。
リフトにも色々種類があるんで、正解不正解の話になっちゃうとツラいんですが、いわゆる移動するって軸で話てみようと思います。
何回かシリーズになるの想定して、前提からお話をしていきますね。
私たちのステーションで訪問看護・リハビリテーションを行なっている利用者さんは、現在150人ほどです。
利用者さんの暮らしも様々ですし、価値観も様々、必要な医療サービスも様々。まさにLife Is Colorfulですよ、ほんとにww
そして、地域の特徴なのか?私たちのステーションの1つの特徴なのか?LICの利用者さんのうち、40人以上が神経筋難病の方です。
府中市は在宅で(いわゆるお家で)人工呼吸器を使用して過ごされている成人の住民の方が、近隣他市と比べても結構多くて、私たちも常に5-7名の在宅人工呼吸器使用者の方へ訪問しています。
神経筋難病は、身体の異変に気づいて受診、診断を受けて、その間にも今まで日常的にできていたことが徐々に、あるいは段階的にできなくなっていく辛さを体験します。
また、診断に時間がかかったり、診断がつけにくいなどの特徴もあります。
さて、皆さん。なんか小腹が減ったなーって思って、休前日とか、深夜のコンビニなんかに行った経験あるんじゃないでしょうか?
いろんな側面から見れるとは思いますが、こういうのってとっても自由なことだなと私は思うんです。
治安がいいとか、都市部だからコンビニ近いとか、まあいろいろあるとは思うんですが、そもそも買い物行って好きなもの選んで、食べる。これって当たり前っぽいことですよね。
「立ち上がって、歩いて、喋って、食べて、最終的に出す」など、この1つひとつが何気ない日常であるのと同時に、ほんとに大切だなって思うんです。
神経筋難病の方と関わる中で感じる、日常という概念。意識しないから日常なのかもしれませんが、日常を意識することで、なんか見えてくるものもある気がします。
その1つが今回の話、「移動」するっていう日常。ダイナミックな「移動」ではなく、シンプルな「移動」のことですね。
前置きが長く感じたかもですが、なんか大事にしたいことだったんでシリーズで書いていきたいと思っています。
また次回〜