西表島でおばぁたちとふれあう

どーも、やいま(八重山諸島)から帰ってきて、東京がいかに窮屈なところなのかを日々日々実感しているかすやです。

今日は2日目に訪れた西表島、3日目に訪れた与那国島を振り返りたいと思います。

 

 

西表島は石垣島からフェリーで40分。島の90%が亜熱帯の原生林が占めていて、島全体が国立公園に指定されています。マングローブの森を見渡せる場所があるんだけど、圧巻でしたね。マングローブもこの森も生きてるんだって、吸い込まれそうでちょっと怖くなるくらいパワーがありました。

 

 

さて、西表島では大原漁港へ到着し、そのまま車で古見という集落へ向かい、介護予防を担当させて頂きました。まず驚いたのは西表島は沖縄県八重山郡竹富町という住所になるんだけど、これ見て変だな〜って思いませんか?竹富町って竹富島じゃないの?って僕は思ったんですが、実は、竹富島、小浜島、黒島、波照間島、鳩間島、新城島、由布島、そして西表島という8つの離島全てが竹富町なんですって。そして役場はどこにあるかというと、石垣市にあるという何とも複雑な感じになっています。

大変なのは役場の人ですよね。今回も包括の職員は、生活支援コーディネーターさんが一緒でしたが、役場のある石垣島から一緒に西表に向かったんです。講座開いて帰ってくるのに半日かかるんです。

実際の教室の話に移りましょう。古見の浦の里という公民館に集まって、週1回、100歳体操という独自の体操を行っています。中心になっているのが有償ボランティアさんで、集落の方がリーダーとなって教室をまとめていました。

 

集まったのは7名。小さな集落なので、いつもは4名くらいだという。島のおばぁ達は元気。100歳体操を一緒にやったんだけど、結構キツい体操で、これを毎週やっていればある程度の機能は維持できるんだろうなって感じるほどだった。

自分の役割は100歳体操のちょっとしたアドバイスと、府中でやっている姿勢の話をしました。自分で言うのもあれだけど、結構好評でみなさんすごく真剣に聴いてくださり、質問も沢山あったので予定時間をかなりオーバーしてしまいましたw

 

 

西表にリハビリテーション専門職が来ることは殆ど無いみたいです。今回はたまたまお話を頂きましたが、普段は集落の有償ボランティアさん中心に運動を行っているだけで専門家からのアドバイスなどは無いと言っていました。

何で行かないの?って質問したくなりますよね?

 

専門職がいないから。

 

石垣島から行っても良いんだけど、石垣島もリハビリテーション専門職の人材不足に悩まされています。病院や施設にはいるけど、在宅系には殆どいない。

今回お世話になった池田さんの法人も、竹富島や与那国島など離島での介護予防をゼロからつくってきたけど、人材不足や包括職員の配置が難しかったりで中止になってしまったところが沢山あると言っていました。

専門職がいればもっともっと関われるんだけど、現状だと難しいですね。ぜひ、このblogを見て我こそは離島でやりたいって方がいたら、連絡ください!

 

制度はあるんだけど使う資源が無い。

あくまでも個人的に感じたことなんだけど、制度に頼るという考え方がないから、制度のせいにしていない。だから、自分たちでどう楽しく暮らすかを考えながら、日々暮らしている印象を受けました。

 

色々書いてたら結構長くなっちゃいましたね。

与那国島のことは次回へ回します!

 

ラストの写真は由布島に渡る時に乗る水牛をバックに撮った写真w 時間がなくて島には渡れませんでした💧

帰りは到着した大原漁港じゃなくて上原漁港というところからフェリーに乗り石垣島で向かいます。航路がやや外海を通るので、冬場は海が荒れて欠航になることが多いみたいですが、この日は天気が良かったので、無事に乗ることが出来ました。しかし航路が行きと違うので、かなり揺れてましたね笑 船が飛んでるって時もあったくらいです笑

与那国島の話もしようと思っていたんだけど、結構なボリュームになってしまうので、また次回!!次