ありがとうとさようならとこんにちは
皆さまにご報告があります。
10月1日よりLIC訪問看護リハビリステーションとlife design village FLATは新事務所へ移転します。この移転によって、10月よりLICとvillageは同じ空間に併設します!!
ということで、ついについに、新事務所に引越しです。
LICに関しては「手狭になってきたから、そろそろ事務所を変えないとねー」と何年言い続けてきたことか。今回の引越しはたまたまだったんです。物件は引き続き探してはいたんだけど、良い所があったら見に行こうという気持ちでした。
8月の終わりに、FLAT STANDの前でいつもお世話になっている不動産屋さんと世間話をしていたんですね。その時に思い出したかのように「事務所探しているんだけどどこかないかなー?」って話をしたら「あるよ!ちょっと待ってて!」と、自分の会社じゃない不動産屋から資料を持ってきてくれたことが事の始まりでした。
いやー、引越しってタイミングって言うけど、本当にそうなんですね。
さて、引越しするということは、2015年3月1日からお世話になった府中町の事務所とさよならをしなければいけないのです。退去の日が近くにつれて、色んなことを思い出します。やっぱり寂しいですね。
ほんっっっとに色々ありました。
6年前に会社つくって訪問看護をやると決めてから、毎日のようにネットで事務所探しをしていたんだけど、なかなか見つからなったんです。
2015年の3月に開設で、なかなか決まらず、いよいよリミットって時にこの事務所を見つけました。めちゃくちゃお洒落で、ここなら自分が楽しく働けそうだなというのが1番の理由で、使い勝手などなどは無視しましたw
机とかレイアウトを決めてIKEAに買いに行って、組み立ては弟と妹を召集。あの頃は母も元気だったので、母にも手伝ってもらいました。IKEAの鍵付き書庫の組み立てにめちゃくちゃ苦戦して、兄弟であーでもないこーでもないって言いながらやっとの思いでつくったのを覚えていますw
それから5年半が経ちました。
はじめの3~4年は辛かった記憶が大きいですね。
日を追う毎に、たくさんの方とお知り合いになれたし、府中での仕事だけじゃなくて地方での仕事を頂けたり、メディアに取り上げてもらったり、本当に楽しい毎日でしたが、やはり経営は大変でした。お金も勿論だけど、人との関係性がほんっとに大変だったな。
人間関係をつくるのは下手くそじゃない方だと思っていたんだけど、1人の人という立場と、会社の代表という立場では全然違うんですよね。こんなはずじゃ無かったの連続でしたね。
あなたに私の人生めちゃくちゃにされた。とかって言われたこともあったなぁ。
5年半で30人以上のスタッフとお別れしたし、1年間ほどやっていた訪問介護は一気に20人弱のスタッフが退職するなんて事もあって、この事務所の1Fで話をしたのを覚えています。
全ては、僕の代表としての経験不足だったり人間として不足している所が沢山あったから。当時はふざけんなって思う事もあったけど、今振り返ると、原因はこれしかないって胸張って言えますw
そもそも完璧な人なんていないから人は依存し合って暮らしているってどこかのケアマネさんが言ってたけど、本当にそう思う。ただ、僕には軸がなかった。代表としての軸、理学療法士としての軸、1人の人としての軸。
ゆらゆらゆらゆら流されて、判断が出来なくて、良い顔して、短期的には良いんだけど、長期的に見ると誰かに嫌な思いをさせてしまう。今は、それぞれの軸を何となくだけど見つけて、それに頼って生きています。当時よりはマシかなって思う。
お金も無かったし、本当に本当にキツかったな。
でもね、なんだかんだあったけど、スタッフみんなが支えてくれました。みんながいなかったら今のシンクハピネスはないって心の底から思えます。そして、府中のみんなをはじめ、いつもお世話になっている沢山の方達がいたから、やって来れました。
今年に入って、武蔵野台商店の閉店やコロナで大変な状況は続いているけど、社内に今までとは違う空気が流れているというのを感じます。
LIC訪問看護リハビリステーションとlife design village FLATは、看護やリハビリテーション、ケアマネジメントなどの医療・福祉の領域だけではなく、公共機関、教育機関、医療機関、地域資源、地域で暮らすみんなと一緒に、今までの枠にとらわれない、新しい在宅看護・リハビリテーション・ケアマネジメントのかたちをつくっていきます。
僕らは社会は変えられないかもしれないけれど、暮らしている地域の空気は変えられる。そうやって5年半やってきました。そして、この先も変わらず、この地でみんなと一緒に空気を変えていきたいと思っています。
Sync Happinessはあなたとあなたの家族、あなたが暮らすまち、そして私たちを笑顔と幸せにする会社であり続けます。
多磨霊園駅周辺の皆さん、また騒がしくなると思いますが、どうぞ宜しくお願いいたします。
そして、お世話になっている皆さん、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。