医療と暮らしのバランス

フラスタやズッコロッカ、posseがお休みになり、タマレは寂しい4月の始まりなりました。これを機に人と人との関わり方の形が変わり、僕らの暮らし方もまた違う形になっていくんだろうと思って、また妄想を膨らませています。

コミュニティやまちづくり、つなぐ、連携、協働っていうワードに対する自分なりの定義や信念を持って活動している人たちが中心になって、無理のない、自然な形での人と人の関わりになっていくのではないかなって思っています。

 

 

blogやSNSでも何回言うんだよって言うくらい発信してますが、今週は”判断”に追われた週になりました。と同時に、経営者にとって”判断”がどれだけ大事かを改めて知った週でもありました。

 

シンクハピネスも大きな転換点に立っていると、日を追うごとに実感しています。

 

医療福祉の専門職とそこで暮らす1人の人。

医療と暮らしの2軸で成り立っているシンクハピネスですが、今週に入りこの2つの温度差が目に見えて分かるようになりました。

 

暮らしに位置するのが、FLAT STANDや武蔵野台商店、そしてズッコロッカやposse、Lanternなどなどがあるタマレです。今週はお休みしたり、制限を掛けながら営業していますが、来週に向けてさらに縮小せざるを得ない状況に迫られています。

街には人が少なくて、子供たちの声も少ない。そこで暮らしている人たちは、外出機会が減り、人との関わりが減って、日を重ねる事に不安が大きくなっているのを感じるようになりました。先日もこのblogで書きましたが、僕自身もフラスタをお休みにするという判断は本当にキツかったです。いつもは子どもから大人まで、みんなが好き勝手やっているタマレでも、今週は人の姿を殆ど見なくなりました。

 

一方で医療に位置するLIC訪問看護リハビリステーションでは、看護師中心に日々変わっていく情勢へ対応に追われています。

”感染しない、させない。そして地域医療インフラを崩壊させない。”

ここを第一に考え、自分自身や周りのスタッフ、そして利用者家族を守るために、その瞬間の最善の選択をしながら日々業務をこなしています。幸いな事に、という言い方が正しいのかどうかは分かりませんが、LICには救急救命を経験している看護師が2名います。所長の黒沢と副所長の和田です。この2人の冷静さと、常に先回りして行う対応に助けられています。3次救急で常にこのような対応をしてきた2人にとってはこの状況が平時なんでしょうね。本当に心強い。

 

丁寧に攻めている。表現するならこんな感じかな。

 

医療は有事に目立てば良い。日常では1人の人として看護して欲しい。ただ、何かあった時には、120%の力を出す。収まったら、また1人の人になる。

ずっとこんな事を言ってきて、その度にみんなの頭に???をたくさん出してしまっていたんだけど、今はまさにその時で、先頭に立って動いてくれています。

 

そんな中、WyL訪問看護ステーション グループ代表である岩本さんが中心となって【訪問看護におけるCOVID-19(疑い)の利用者及び職員に対する対応ガイド】を作って下さいました。これは、僕らにとって救いのガイドになりました。たくさんの管理者や経営者が救われると思います。

厚労省や業界団体からの具体的な指針がない状況で、自分たちの身を守るには自分たちで動くしかないです。先頭に立って下さった岩本さんに心より感謝致します。そして、LICの黒沢もメンバーに入れて下さった事にも感謝感謝です!

 

 

 

 

今は医療から暮らしのしあわせをつくる時。

きっと、半年後や1年後のみんなの日常は変化すると思います。コミュニティやまちづくりの在り方、人と人との関係性や距離感も変わると思います。

変わらないのは、僕らの想い。

時代の流れに乗りつつも、流されず、逆らわず、”いま”のしあわせをつくるという変わらない想いは持ち続けよう。

って考えた、4月はじめの週末の朝でした。

 

今日もがんばろ。